子どもを連れてスキーへ行くとなると、ウェアや板は買った方がいいのか?
悩む方はけっこう多いと思います。
成長の早い子どもに合わせていちいち買っていたらキリがない、ということでレンタルで済ませようと考えている方も多いのではないでしょうか。
競技をやらせていたり、スキーが趣味で年に何度も泊まり込みで滑るような場合は当然、自前のものになると思いますが、わが家のように年に何度かレジャーで行く程度だと「わざわざ買うのもちょっと……」とためらってしまいます。
筆者もずっとそう考えていたのですが、子どもがスキーをできる年齢になってくると、やっぱり買った方が得、と考えがコロリと変わってしまいました。
というのは、レンタルはけっこう高いんですよね。
スキー場にもよりますが、板とブーツとを両方1日借りると子どもでも3000円くらいが相場です。
わが家は夫婦ともスキーは大好きで、昔はかなり滑り込んでおり、それぞれに自前の板を持っています。子どもが生まれてからは、ゲレンデから遠く離れた地域に引っ越してしまったこともあり、ほとんど行かなくなってしまいましたが、それでも、年に3回くらいは滑っているでしょうか。
そのペースで、子どもの板やブーツを全部レンタルしたとすれば、一年で9000円!
これは高いと考えるべきかどうなのか?
そんなことを考えていたところ、近所の「BOOKOFF SUPER BAZAAR」に中古のスキー板が売られているのを見かけました。
雪国ではないので、それほど豊富な在庫というわけでもなく、また見るからに使い込まれた板ばかりでしたが、しかし考えてみればレンタルされている板とそれほど違わない状態です。
それが、レンタル2回分くらいの価格で板もブーツも揃ってしまう!
ということで、わが家の長男は一度もレンタルせず、いきなり中古の板とブーツとでゲレンデデビューさせました。
ブーツは経年劣化という問題があるので、本当は中古で買うのは避けた方がよいのでしょうけれど、まあ競技をさせているわけでもなく、年に3回レジャーで行く程度の使い方、しかも初心者コースから絶対に出ないというレベルなので、特に問題なくこのブーツと板とで練習していました。
昨年までに3シーズンほどこの中古板で滑りに行っていましたが、だいぶ体が大きくなってきたため、買い替えることにしました。
またまたBOOKOFFに通って物色していたのですが、なかなか良いものを拾えない。
というわけで、今シーズンはいよいよ新品を買うことにしました。
新品もピンキリですが、「レンタルより安い」という観点しか頭になく、また子どもの方も全く何もこだわりを持っていないため、売場へ到着すると同時に「あ、これが一番安い」ということで品物は決定。板とビンディング、ストックのセットで15000円でした。
中古で買うより何倍かかかっている計算ですが、これでも3シーズンくらい滑れば充分に元は取れます。なおかつ、わが家には子どもが3人いるのでうまく使い回せば9シーズンくらい使い続けることになるので、まあ、どう考えても新品で買っても問題ありません。
板についてわが家の話を書いていますが、ウェアについては、一般論としてやはり買って問題ないと言うか、むしろ買うべきでしょう。
というのは、スキーウェアは単なる雪遊びのときにも着られます。
スキーへ年に数回しか行かないにしても、雪遊びの合宿などへ参加する機会があれば使えますし、わが家では家の周りに雪が降っただけでもスキーウェアを着せて、心ゆくまで雪遊びをさせています(親もね)。
スキーウェアは常に一着持っているととても便利です。
あとはブーツですね。
スキーブーツは使っていなくても劣化していく、つまり寿命がある品物です。
筆者は実は最近までそのことを意識していなかったのですが、数年前、妻のお父さんが一人でスキーへ出かけたところ、ゲレンデの途中で突然、ブーツが大破してしまったという話を聞きました(20年もののブーツ)。
その話をきいて、他人事だと思って大笑いしていたところ、昨シーズン、筆者のブーツもゲレンデでソールが割れてしまったんですよね。これは15年もののブーツです。
というわけで、急にスキーブーツの寿命を気にするようになりました。
板よりさらにサイズが細かく分かれるため、買い替えの頻度も高くなるのですが、まあ長男から三男へお下がりを回している間くらいはなんとか持つだろうと考えています。