
我が家は毎年冬になると、とにかくスキーへ行かなければ、ということでシーズン中の休日計画を立てているわけですが、今年は記録的な暖冬ということで全ての計画がご破算。かろうじて一度だけ、リフトが2本しか運行していないスキー場へ出かけたのみという惨状です。
10年くらい前のように東北に住んでいれば、暖冬とは言ってもスキーができないなんてことはあり得ませんが、今は関西在住。全面的に雪がない、という絶望的なシーズンです。
その今シーズン一回だけのツアーで思いがけないことが起きました。
なんと、板の滑走面がベロンと剥がれしまったのです。
一昨年はゲレンデでブーツのかかとが砕けたし、やはり20年近くも同じ道具を使い続けるというのは無茶ですね。
しかし実を言うと、板が使い物にならなくなって、ちょっと嬉しいところもあったのです。
というのは、この20年前に買った板はやたら長くて、中級バーンをかっ飛ばすには安定していて快適なのですが、そんな滑り方をしていたのは独身時代でおしまい。
ここ10年間はひたすら子どもを後ろから抱きかかえ、緩斜面を一緒にボーゲンで滑るということばかりやっているので、長い板だと小回りがきかず、かなりやりづらいと感じていたのです。
妻は以前から120センチくらいの短い板を持っていたので、私もその板を借りて滑ることの方が多くなっていました。
小5の長男はそれなりに滑れるようになってきたの問題ないのですが、そろそろ次男・三男もちゃんと練習させようという時期になってきたため、私の板も短いものに買い替えたいと思っていたのでした。
子どもと一緒にスキーをするときは、やはり短い板の方が楽です。
先に書いたとおり、後ろから抱えて練習させることも多いですし、一人で滑っていてもすぐに転ぶので、そうなると起こしに行かなければならない。さらにそんなとき、こっちがうっかり下にいると斜面を登らねばならない。
長い板だと一苦労ですが、短い板ならすいすいといけます。
そんなわけで、滑走面がベロンと剥がれた翌日には、近所のSPORTS DEPOで板を物色しておりました。
暖冬の影響でスキーが流行らなかったせいか、あるいは2月ともなればすでに販売面ではシーズン終了ということなのか、型落ちのサロモン「SHORTMAX」(125センチ)を激安で入手。
思いがけない安さで、ゲレンデにはなかなか行けないものの、まあおかげでこんな値段でサロモンの板を買えたのだからヨシとするかな。
とはいえ、最低でもあと一回は、この板を持って滑りに行きたいものだと、休日の予定とゲレンデの積雪情報とをにらめっこしている毎日です。
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