
前回の記事で、本の雑誌社から出た新刊「絶景本棚」をご紹介しましたが、便乗してわが家の「絶景本棚」を公開してみます。
自宅を「絶景」とか言っちゃうのもおこがましいのですが、まあ便乗企画なのでご容赦ください。
とは言え、上記の写真、現在のわが家の本棚はあんまり絶景ではありません。
結婚やら引っ越しやらのタイミングでかなりの本を売り払ってしまったのと、蔵書として残しているうち3分の1くらいは段ボールに詰めて実家へ 預けてしまっているのです。
一番、絶景だったのは結婚直後、ブログのタイトルにも使っている写真を撮った頃でしょうか。

10年以上前の写真ですが、結婚直後はとんでもなく広い借家にいたため、本棚を置き放題でした。この部屋にはまだ何本か棚がありますし、別の部屋にも本棚が並んでいて、全部で14本の本棚に囲まれて生活していました。引越し屋さんから「何かの商売をしているんですか?」と聞かれたほどです。
その後、転勤のために随分と狭い家へ引っ越し。書庫の格がだいぶ下がりました。


以上の写真は、棚の一部で総本数は維持していました。
この家で3年ほど過ごしたあと、また引っ越し。
しかし、その次はかなり広い家で、「絶景本棚」復活!と喜んだものですが、それもつかの間、東日本大震災で全て崩壊しました。きれいに並べた状態の写真を撮る間もなく、地震が起きたので、崩壊後の写真しか残っていません。

実は、この地震でわが家の本棚は全て破壊されて、使い物にならない状態になってしまいました。
当時は、スチール製の「クールラック」という棚を愛用していました。今回、本の雑誌から出た「絶景本棚」のなかでもいくつか写っていましたが、これが実は地震には極端に弱かったのです。
日常使用にはとても丈夫で、パーツごとの買い増しもでき、とても便利な棚だったのですが、震度6弱の衝撃で全てグニャグニャに曲がってしまいました。
幸い、書籍自体の傷みは大したことがなかったのですが、本棚は全て廃棄。
その後数年間、本は全て段ボールに詰めたまま、という生活を余儀なくされてしまったのです。
その後、さらに何度かの引っ越しを経て、中古マンションを買ってようやく今の家へ落ち着いたのですが、この頃には子どもも3人に増えているため、パパの本棚だけで家中を占拠できない状況になっていました。そこで、「手元に残したい本・読みかけの本のみ棚へ並べて、あとは箱に詰めて実家へ預ける」という方針になり、一部屋だけ壁一面を本棚にして、冒頭の光景になっているわけです。
今回は壁のサイズにぴったり合う棚が欲しかったのと、震災に懲りて、高くてもいいから頑丈な棚にしなければ、ということがあり、ネット通販している「本棚屋」さんから購入しました。(http://www.hondanaya.com/)
ここの本棚は1センチ単位でサイズをオーダーでき、棚枚数も自由なので、本当に使い勝手がよくて良いです。
さて、今後の人生の目標は、子どもが成長したらさっさと追い出して、子供部屋を本棚部屋にすること。そのときには、また本棚屋さんへ注文をして、実家の本を持ち帰って……ということを夢想していますが、はたして順調にいくかどうか?
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