
島田荘司『占星術殺人事件』では、事件の手がかりを求めて御手洗潔と石岡和己が京都近辺を探索します。
と言っても、石岡くんの方はほぼ観光旅行に徹しており、京都が好きな読者には、そのあたりも楽しめます。
初版と現行版とでは、表現に若干の違いがあります。
●明らかなミスの修正
・初版では昭和53年に廃止されたはずの京都市電に乗っている。(御手洗と石岡が京都へ行ったのは昭和54年4月)
→現行版ではバスで移動。
・四条河原町から橋をわたると、いきなり京阪三条駅へワープ。
→京阪四条駅に訂正。
●表現の簡素化
・初日に昼食を取る中華料理店の名が「飛車角」
→店名表記がなくなる。
……などなど。
このあたりの解説も加えつつ、Googleマップを作成してみました。
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