映画「鬼畜」のロケ地をGoogleストリートビューで巡る(前編)
前回の記事に引き続き、松本清張原作・野村芳太郎監督の映画「鬼畜」(1978年松竹)のロケ地が、今はどんな風になっているのか、GoogleストリートビューとGoogleアースとを駆使して見ていきたいと思います。
今回は、本編中の主要ロケシーンです。
まず、川越の蓮馨寺境内にある「川越ピープルランド」。
右はGoogleストリートビューに投稿された、360度パノラマ写真から。お寺は当時のままの姿ですが、お堂に向かって左手にある川越ピープルランドは跡地になにか別の建物があります。(下の埋め込み画像を御覧ください)
次は、緒形拳が娘を連れて新宿へ出かけるシーン。
右は Googleアースで見たJR新宿駅東口ですが、なんと40年前からほとんど変わっていません。さくらやの看板がビックカメラに変わっている程度。
長男と一緒に上野へ行き、屋台でパンを買うシーン。上野動物園の前です。
物語終盤、長男を捨てるため能登半島へ来て、遊覧船に乗るシーン。「福浦」と看板が写っているため、すぐに特定できます。
クライマックス、ヤセの断崖。これは、Googleアースで確認するのは無理がありました。
ラストシーンは、長男の乗せた車が警察署から走り去るという、シナリオにはない場面ですが、この警察署に使われた建物はよくわかりませんでした。
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