割りと記憶に新しい年代になってきましたが、原作なしが多くなってきます。
「翔ぶが如く」以来の司馬遼太郎原作ですが、この小説は何冊も続くような大作ではなく一巻本です。このため、原作とは離れたエピソードも多々挿入されたドラマでした。
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第一作「花の生涯」以来の舟橋聖一原作です。全8冊もある大作で、放映時には文春文庫に収録されていましたが、現在は品切れとなっており、電子書籍もありません。
高橋克彦の原作は、前回の「炎立つ」と同じく、ドラマ制作と並行して執筆されたものです。
これも人気があり、講談社文庫で今も版を重ねています。
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吉川英治の「宮本武蔵」は、昭和59年にもNHKで「水曜時代劇」として一年かけてドラマ化されました。大河ドラマが現代劇をやっていたあいだ、大河の代わりに時代劇枠を作っていたもので、実質的には大河ドラマのような大作ドラマでした。その時は役所広司が武蔵、古手川裕子がお通と、安定した配役で人気を博しました。
それから約20年経って、あらためて大河ドラマ枠で武蔵をやることになったわけですが、問題の多いドラマでした。
特に第一回の放映では、原作とは離れて「七人の侍」をモロにパクったエピソードを放映し、その後、黒澤プロから裁判を起こされる事態となりました。個人的にも、武蔵が原作だから、と初回を楽しみにしていましたが、呆れて見るのをやめてしまった記憶があります。
というわけで、吉川英治ファンにとっても、大河ドラマファンにとっても、なかったことにしたい一年だったのではないかと思います。(裁判自体は、「春の波涛」事件と同じく原告敗訴となっており、著作権侵害の立証の難しさが改めて示されました)
「宮本武蔵」は改めて紹介するまでもなく、吉川英治の代表作であり、時代小説の代表作でもあります。
著作権が切れているため、あちこちの出版社から文庫が乱発され、電子書籍も激安で大量に出ています。
最もスタンダードな版は、講談社の吉川英治歴史時代文庫版です。
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第37作 徳川慶喜 1998年(平成10年)
原作:司馬遼太郎『最後の将軍 徳川慶喜』「翔ぶが如く」以来の司馬遼太郎原作ですが、この小説は何冊も続くような大作ではなく一巻本です。このため、原作とは離れたエピソードも多々挿入されたドラマでした。
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第38作 元禄繚乱 1999年(平成11年)
原作:舟橋聖一『新・忠臣蔵』第一作「花の生涯」以来の舟橋聖一原作です。全8冊もある大作で、放映時には文春文庫に収録されていましたが、現在は品切れとなっており、電子書籍もありません。
第39作 葵 徳川三代 2000年(平成12年)
原作:原作なし第40作 北条時宗 2001年(平成13年)
原作:高橋克彦『時宗』高橋克彦の原作は、前回の「炎立つ」と同じく、ドラマ制作と並行して執筆されたものです。
これも人気があり、講談社文庫で今も版を重ねています。
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第41作 利家とまつ 2002年(平成14年)
原作:原作なし第42作 武蔵 2003年(平成15年)
原作:吉川英治『宮本武蔵』吉川英治の「宮本武蔵」は、昭和59年にもNHKで「水曜時代劇」として一年かけてドラマ化されました。大河ドラマが現代劇をやっていたあいだ、大河の代わりに時代劇枠を作っていたもので、実質的には大河ドラマのような大作ドラマでした。その時は役所広司が武蔵、古手川裕子がお通と、安定した配役で人気を博しました。
それから約20年経って、あらためて大河ドラマ枠で武蔵をやることになったわけですが、問題の多いドラマでした。
特に第一回の放映では、原作とは離れて「七人の侍」をモロにパクったエピソードを放映し、その後、黒澤プロから裁判を起こされる事態となりました。個人的にも、武蔵が原作だから、と初回を楽しみにしていましたが、呆れて見るのをやめてしまった記憶があります。
というわけで、吉川英治ファンにとっても、大河ドラマファンにとっても、なかったことにしたい一年だったのではないかと思います。(裁判自体は、「春の波涛」事件と同じく原告敗訴となっており、著作権侵害の立証の難しさが改めて示されました)
「宮本武蔵」は改めて紹介するまでもなく、吉川英治の代表作であり、時代小説の代表作でもあります。
著作権が切れているため、あちこちの出版社から文庫が乱発され、電子書籍も激安で大量に出ています。
最もスタンダードな版は、講談社の吉川英治歴史時代文庫版です。
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第43作 新選組! 2004年(平成16年)
原作:原作なし関連コンテンツ