備忘の都

40年間の読書で得た偏った知識をツギハギしながら、偏った記事をまとめています。同好の士の参考に。

横溝正史「蝶々殺人事件」復刊

202003蝶々殺人事件021

角川文庫から横溝正史「蝶々殺人事件」が復刊されました。

蝶々殺人事件 (角川文庫)
横溝 正史
KADOKAWA
2020-03-24


ここ最近、文庫の新刊リストを全然チェックしていなかったので、角川文庫が「本日発売」とツイートしているのを見てビックリ。急いで、職場近くの本屋へ確認に行きましたよ。
版は改まっているものの、収録作品は以前に刊行されていたものと同じ。
「蝶々殺人事件」
「蜘蛛と百合」
「薔薇と鬱金香」
の3作品が収められています。
解説は大坪直行氏で、これも以前と同じ内容。氏は角川文庫から出ていた横溝正史作品の解説を数多く担当していますが、もともと探偵小説専門誌「宝石」の編集長を務めていた人です。

「蝶々殺人事件」は終戦直後の1946年に、「本陣殺人事件」とほぼ並行して執筆されました。戦前から活躍する名探偵・由利麟太郎シリーズ、最後の長編です。
由利先生のシリーズはいわゆる通俗長編、乱歩と同じようなノリで本格ミステリとは言い難いものが多いのですが、この「蝶々殺人事件」だけはガチガチの本格。「本陣殺人事件」と並び、横溝正史作品のベスト級と評価されています。
角川文庫版は他の作品と比べて割と早い段階で絶版となっていましたが、春陽文庫からも刊行されていたり、出版芸術社「横溝正史自選集」やら昨年刊行された「由利・三津木探偵小説集成」やら、ほぼ途切れることなく書店に並んでいました。
とはいえ、杉本一文画伯の表紙絵で「本家」角川文庫から復刊されたことはめでたいことです。

少し前に、日産のゴーン前社長が国外へ秘密裏に脱出した際、「楽器のケースに隠れて」という一報が流れたため、横溝ファンは「まさかコントラバスケースでは」とざわつき、その後まさにコントラバスケースだったというニュースに騒然となりましたが、これは「蝶々殺人事件」が死体をコントラバスケースに入れて移動させるという話のためです。
今回の復刊は、きっとゴーンさんのおかげです。ありがとう、ゴーンさん。

さて、今回復刊された本を見ると、帯に「連続テレビドラマ化決定」「由利麟太郎シリーズ 四ヶ月連続復刊」などとあります。
なになに、これ、大ニュースじゃないですか。



注目は「ドラマ化」より「連続復刊」の方。
さて、いったい何が続くのか?
柏書房から全集が出たとはいえ、揃えると高額となるので、由利先生シリーズを読破するのはなかなか厳しいという現状があります。
ここはぜひ有名作品を中心に復刊してほしいものですが、しかし「四ヶ月」というやや中途半端な数字は何?
実は来月の復刊予定作品についてはすでにあちこちで閲覧できる文庫新刊情報で判明しています。
それはこちら。「憑かれた女」

202003憑かれた女022

ええっー!!
全くの予想外。何だこのセレクションは。
いや、由利先生コンプリートを目指す読者であれば、当然読むべき作品なのですが、わずか4冊しか無いラインナップにこれが入りますかね。
おそらくは「由利先生最初の事件!」という売り出し方をしたいのだろうと思われますが、残念ながら由利先生が登場するのは戦後の改稿版で、初出には登場しないんですね。
詳しくは「横溝正史エンサイクロペディア」さんの記事(「憑かれた女」は、由利先生最初の事件ではない  - 初出は改稿された -)にまとめられているので、ご参照ください。

というわけで、第2弾を知ってしまうと、あとの2作品がいったい何になるのか、皆目見当もつかない状態になってしまいました。
が、順当に人気作品を拾うのであれば「真珠郎」「仮面劇場」あたりでしょうか。
「真珠郎」は何年か前に一部の書店のみで限定的に復刊されていましたが、その時点ですでに改版されていたため、おそらくは全国の書店で展開する予定をしているのでは、とニラんでいました。この機会に復刊、ということになっても不思議はありません。
「仮面劇場」は盲聾啞の三重苦を負った正体不明の美少年を富豪の未亡人が引き取るという、戦前の横溝らしさが充満した一編。「真珠郎」と並び美少年好きから絶大な支持を集めています。
全く根拠もなく、願望を込めた単なる予想ですが、はてさてどうなることか、楽しみなような怖いような…… 

(追記:予想は大外れで、「血蝙蝠」「花髑髏」という激シブのラインナップでした)

島田荘司「火刑都市」復刊

202003火刑都市020

島田荘司「火刑都市」が改定完全版と銘打って講談社文庫から今月、刊行されます。長らく入手困難な時期が続いた初期傑作長編の復刊です。

改訂完全版 火刑都市 (講談社文庫)
島田 荘司
講談社
2020-03-13


この作品、一時期は島田ミステリの最高傑作に推す人も珍しくなかったくらいで紛れもなく代表作の一つでしたが、いつの間にか書店の棚からは消えてしまっていました。
久しぶりの復活は喜ばしいことです。
筆者は中学生の頃、文庫版が刊行されたとき読みましたが、その後、大人になり東京へ転勤した時に「せっかく東京へ来たからには『火刑都市』を読み直そう」とは思ったものの、そのまま読み直すことなくずるずる20年近く過ぎてしまったので、この機会に、今度こそ読み直してみたいと思います。

主役は警視庁の中村刑事。
この中村刑事という人は吉敷シリーズの常連である一方、御手洗シリーズにも顔を出し、両シリーズの橋渡しをしています。中村刑事が主役を務めるのは本作のみで、島田荘司ファンにとってはなかなか重要な一作です。

ところで、島田荘司氏ご本人のFacebookに、書店へ配布すると思われるPOPの画像が掲載されていました。
それを見ると「デビュー前に書いていた作品なのに……」という一文が見えます。
実はこれを読んで、ものすごく納得したことがあります。
今回はその話。

島田荘司の初期作品には「予告」が頻繁に出ていました。
例えば、デビュー2作目の「斜め屋敷の犯罪」では北海道警の牛越刑事が「例の赤渡雄造事件」で知り合った中村刑事(「火刑都市」の中村と同じ人物)に応援を頼み、その紹介で御手洗潔が登場します。
「赤渡雄造」という固有名詞が突然出てきて「斜め屋敷」を読んでいる読者にはなんのことかわからないのですが、第3作「死者が飲む水(死体が飲んだ水)」が発表されると、実はここで「例の赤渡雄造事件」が描かれているのです。
ほかには、「占星術殺人事件」の中では「異邦の騎士」事件について軽く触れられる会話があります。また「水晶のピラミッド」や「暗闇坂の人喰いの木」も作品発表より随分前から、別の作中で言及されていました。
この辺はわかりやすい「予告」なのですが、「火刑都市」については神業と言うしかない書き方で予告されてます。

「死者が飲む水」(昭和58年発表)は前述のとおり、北海道警の牛越と警視庁の中村が協力して事件を解決しますが、牛越が中村へ連絡を取ろうと東京へ電話を掛けると「某所へ外出中」ということで連絡を取れないというシーンあります。
実はこのとき、中村刑事は「火刑都市」の捜査中で、昭和62年に発表された本作を読むと、「死者が飲む水」で牛越が電話をかけたのとぴったり同日同時刻、かつて言及されていた通りの某所へちゃんと出かけているのです。
発表の順番を考えると、この「予告」は人間業とは思えず、作者の頭の中に広がる完璧な「世界」に驚嘆したものですが、なるほど、デビュー前に草稿が存在していたんですね。
とはいえ、世界設計の完璧さはやはり揺るぎませんが。

またそれと同時に、古典的な本格ミステリ復権の旗手と見られた島田荘司が、デビュー前から実は「死者が飲む水」や「火刑都市」などの渋い社会派刑事小説を書き溜めていたというのは、それはそれで興味深い話です。
島田荘司の初期作品は、本当に惚れ惚れするしかない渋い小説が揃っているんですよね。
というわけで、次回は「復刊を期待する初期作品」について書いてみたいと思います。

子連れですべるならショートスキーがおすすめ

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我が家は毎年冬になると、とにかくスキーへ行かなければ、ということでシーズン中の休日計画を立てているわけですが、今年は記録的な暖冬ということで全ての計画がご破算。かろうじて一度だけ、リフトが2本しか運行していないスキー場へ出かけたのみという惨状です。
10年くらい前のように東北に住んでいれば、暖冬とは言ってもスキーができないなんてことはあり得ませんが、今は関西在住。全面的に雪がない、という絶望的なシーズンです。

その今シーズン一回だけのツアーで思いがけないことが起きました。
なんと、板の滑走面がベロンと剥がれしまったのです。
一昨年はゲレンデでブーツのかかとが砕けたし、やはり20年近くも同じ道具を使い続けるというのは無茶ですね。

しかし実を言うと、板が使い物にならなくなって、ちょっと嬉しいところもあったのです。
というのは、この20年前に買った板はやたら長くて、中級バーンをかっ飛ばすには安定していて快適なのですが、そんな滑り方をしていたのは独身時代でおしまい。
ここ10年間はひたすら子どもを後ろから抱きかかえ、緩斜面を一緒にボーゲンで滑るということばかりやっているので、長い板だと小回りがきかず、かなりやりづらいと感じていたのです。
妻は以前から120センチくらいの短い板を持っていたので、私もその板を借りて滑ることの方が多くなっていました。
小5の長男はそれなりに滑れるようになってきたの問題ないのですが、そろそろ次男・三男もちゃんと練習させようという時期になってきたため、私の板も短いものに買い替えたいと思っていたのでした。

子どもと一緒にスキーをするときは、やはり短い板の方が楽です。
先に書いたとおり、後ろから抱えて練習させることも多いですし、一人で滑っていてもすぐに転ぶので、そうなると起こしに行かなければならない。さらにそんなとき、こっちがうっかり下にいると斜面を登らねばならない。
長い板だと一苦労ですが、短い板ならすいすいといけます。

そんなわけで、滑走面がベロンと剥がれた翌日には、近所のSPORTS DEPOで板を物色しておりました。
暖冬の影響でスキーが流行らなかったせいか、あるいは2月ともなればすでに販売面ではシーズン終了ということなのか、型落ちのサロモン「SHORTMAX」(125センチ)を激安で入手。
思いがけない安さで、ゲレンデにはなかなか行けないものの、まあおかげでこんな値段でサロモンの板を買えたのだからヨシとするかな。
とはいえ、最低でもあと一回は、この板を持って滑りに行きたいものだと、休日の予定とゲレンデの積雪情報とをにらめっこしている毎日です。

「古地図で楽しむ神戸」(風媒社)

202001古地図で楽しむ神戸018

妻は生まれも育ちも神戸ですが、筆者は結婚するまで神戸には縁もゆかりもなく、仕事の都合で引っ越してきてからまだ数年。
そのため、神戸の地理や歴史について面白そうな本を見かけると読むようにしているのですが、年末に本屋で見かけた「古地図で楽しむ神戸」(風媒社)は、横溝正史のエッセイを引用していたため即買いでした。

本書自体は、江戸時代、明治時代の古地図を紐解きながら街の変遷を追っており、神戸初心者には非常に興味深い内容が満載ですが、後半に「古地図で読む近代文学」というコーナーがあり、文学作品に登場する神戸について紹介されています。
筆者的には、神戸の文学者といえば横溝正史。
今のハーバーランド近くの東川崎で生まれ育ったとエッセイでたびたび回顧しており、小説にも神戸はちょこちょこと登場します。
本書では横溝正史のエッセイ「探偵小説五十年」の一節を引用し、「明治三十五年うまれの私が物心ついたころ、湊川はまだ町のそばを流れていた」という記述に対して「湊川の付け替え工事は1901年に着手。03年には河川は水がなかったことが地図から判明する。物心ついたころ、というのは横溝正史の勘違いだろう」とツッコミを入れています。
神戸をご存じない方には若干の説明が必要ですが、楠木正成討死にの地として名高い湊川はたびたび水害を引き起こしたことから明治34年から付け替え工事が行われ、流路が変更されました。
横溝正史が生まれたのはその旧湊川に近い地域で、正成を祀った湊川神社もすぐ近く。「正史(本名:まさし)」は「正成」にちなんだものです。
旧湊川の跡地には新たに大繁華街「新開地」が作られ、横溝正史の少年時代には「東の浅草、西の新開地」と言われるほど栄えていたと言われています。
「物心ついたころにまだ川が流れていた」という何気ない記述に「勘違い」と指摘するあたり、ミステリ・プロパーの書いた本ではなかなか出てこない話なので、それだけでも本書の価値はあるというものです。

一方で、ミステリ・プロパーならありえない「勘違い」も見られます。
神戸へ横溝正史を訪ねた江戸川乱歩が、元町での体験を記したエッセイ「お化け人形」(「悪人志願」収録)も紹介されていますが、この記事の中で、乱歩と横溝の初対面は乱歩が作家デビューする前の1920年のこと、と書いてあります。
いったい何を参照してこんな勘違いをされたのかちょっと見当がつきませんが、正確には乱歩と横溝との出会いは1925年4月11日と日付まで特定されていると、それぞれがエッセイで述懐しています(といっても、乱歩が「探偵小説四十年」で記している日付を横溝正史が「探偵小説五十年」で引用しているだけですが。ただし、証拠としてハガキが残っているようなので、正確でしょう)。
そもそも、作家デビュー前の2人が面会するというのはありえない展開です。

といったチョンボを見つけてはしまったものの、フルカラーで往年の神戸を紹介している本書はずっと眺めていられる楽しい内容です。
つい最近読んだ西東三鬼「神戸・続神戸」(新潮文庫)の冒頭はトアロードから始まりますが、戦前のトアロードを撮った写真も掲載されており、なるほどこんな風景か、ということがよくわかりました。

古地図で楽しむ神戸 (爽BOOKS)
大国 正美
風媒社
2019-12-23


神戸・続神戸 (新潮文庫)
西東 三鬼
新潮社
2019-06-26


岩波文庫の美装ケース入りセットが大好き

20191217岩波文庫

本屋から帰り道、最もうきうきした気分になれるのはどんなとき?
それは、岩波文庫の「美装ケースセット」を買ったとき!
「美装ケースセット」というのは、岩波文庫の箱入りセットです。巻数が多いシリーズや同じテーマの書籍などをまとめたもので、かなりの種類が出ています。

筆者はこの「美装ケースセット」をこよなく愛しており、セット組されているというだけで購買意欲が湧き上がります。
以前、こちらで書いたことがありますが、岩波文庫以外のケース入りセットは買いません。中身を確認できないため、小口研磨された本が混じる恐れがあるためです。しかし、岩波文庫に限っては小口研磨本というものは存在しないので、中の本は間違いなく美本です。安心して買えるというわけです。
いずれも重厚感があり、書棚に飾ると文庫とは思えない存在感を発揮します。さらにケース入りだと少々ホコリをかぶってもあまり気にする必要もなく、20年くらい経っても中の本はきれいなままです。
というわけで、読みたい本がセットになっていたら間違いなくそれで買いますし、どうかすると読みたいわけでない本まで、読みたいような気になって買ってきたりしてしまいます。(上の画像に写っている「南総里見八犬伝」とか。20年間積ん読中だけど、死ぬまでには読む)

そんな素敵な美装ケースセットなのですが、いろいろ調べてもリストが見当たりません。
そこで、わかる範囲内で一覧にしてみます。過去には販売されていたけど、今は手に入らない、というものも含まれますのでご注意ください。筆者が調べた範囲内なので、漏れはあると思われます。気づいたら追加します。
なお、リンク先は全てAmazonの販売ページですが、中古品の場合は箱無しの場合があります。というより、Amazonの中古品に箱がついていることはめったにありません。
リンク先で新品が販売されていれば、箱入りのはずです。

赤帯

外国文学

文庫で読める唯一の「西遊記」全訳。


これは訳が古くてなかなか読むのが大変です。





紅楼夢 12冊セット (岩波文庫)
曹雪芹
岩波書店
1995-07

単行本は新訳ですが、こちらは旧訳です。




こういう本も、箱入りセットなら持っていてもいいかな、という気になりますね。買ってないけど。

ドン・キホーテ 全6冊 (岩波文庫)
セルバンテス
岩波書店
2001-07-09

読みやすい新訳。



戦争と平和(全6巻) (岩波文庫)
トルストイ
岩波書店
2006-11-01

これも読みやすい新訳。

静かなドン 全8巻 (岩波文庫)
ショーロホフ
岩波書店




千一夜物語 13冊セット (岩波文庫)
渡辺一夫
岩波書店
1995-07-01


10年に一度しか重版されないようです。前回重版分はまだ在庫がある!

エセー 6冊セット (岩波文庫)
モンテーニュ
岩波書店
1996-07-01


ジャン・クリストフ 全4冊 (岩波文庫)
ロマン・ロラン
岩波書店
2003-09-09


レ・ミゼラブル 全4冊 (岩波文庫)
ヴィクトル ユーゴー
岩波書店
2003-09-09

定番の豊島与志雄訳。

モンテ・クリスト伯 7冊美装ケースセット (岩波文庫)
アレクサンドル デュマ
岩波書店
2007-12-18

これも定番の山内義雄訳。

モリエール作品集 全9巻 (岩波文庫)
モリエール
岩波書店
2009-06



読みやすい新訳。


岩波からまさかの「風と共に去りぬ」。新訳。


これまでに刊行されたボルヘスの作品をまとめたセット。



グリム童話集 5冊セット (岩波文庫)
ヴィルヘルム・グリム
岩波書店
1995-07-01




「イギリス民話集」「イタリア民話集 上・下」など、各国の民話集11冊をまとめたもの。

荒涼館魅せられたる魂デカメロンのセットも存在しますが、なぜかAmazonでは販売ページを確認できず。

緑帯

日本文学


岩波文庫美装ケース入りセット史上、最大。

寺田寅彦随筆集 セット (岩波文庫)
寺田 寅彦
岩波書店
2010-08-01


夜明け前 全4冊 (岩波文庫)
島崎 藤村
岩波書店
2010-08-01




日本近代随筆選(全3冊セット) (岩波文庫)
長谷川郁夫
岩波書店
2016-12-01


江戸川乱歩短篇集/怪人二十面相・青銅の魔人/少年探偵団・超人ニコラ/江戸川乱歩作品集I/江戸川乱歩作品集II/江戸川乱歩作品集III の6冊を収録。

正岡 子規
岩波書店
2002-07-09

黃帯

日本古典

日本書紀 5冊 (岩波文庫)
坂本太郎
岩波書店
1995-07-01




源氏物語 全6冊 (岩波文庫)
山岸 徳平
岩波書店
2010-08




平家物語 (岩波文庫 全4冊セット)
山下宏明
岩波書店
2000-07-07


太平記(全6冊セット) (岩波文庫)
兵藤裕己
岩波書店
2017-05-01


南総里見八犬伝 全10冊 (岩波文庫)
曲亭 馬琴
岩波書店
1995-07


川柳集成 全8冊セット (岩波文庫)
山沢英雄
岩波書店
1995-07



青帯・白帯

歴史・哲学・自然科学・政治など

史記列伝 全5冊 (岩波文庫)
司馬遷
岩波書店
1995-07-01



「ローマ帝国衰亡史」は、岩波文庫版は品切れですが、筑摩文庫版も箱セットがありますね。小口研磨されているかもしれない、というリスクはありますが。

名将言行録 8冊セット (岩波文庫)
岡谷 繁実
岩波書店
1997-12


米欧回覧実記 全5冊セット
久米邦武
岩波書店
1996-12




ファーブル昆虫記 10冊セット (岩波文庫)
ファーブル
岩波書店
1995-07-01


神の国 セット(全5冊) (岩波文庫)
アウグス ティヌス
岩波書店
1999-08


新エロイーズ 全4冊 (岩波文庫)
ルソー
岩波書店
1997-07


存在と時間(全4冊セット) (岩波文庫)
熊野純彦
岩波書店
2013-12-01




シンボル形式の哲学 (岩波文庫) 全4冊
エルンスト・カッシーラー
岩波書店
2010-01








ロシア革命史 全5冊セット (岩波文庫)
トロツキー
岩波書店
2001-07


金枝篇(全5冊セット) (岩波文庫)
フレイザー
岩波書店
2002-07-09


リヴァイアサン 4冊セット (岩波文庫)
ホッブズ
岩波書店
1996-07-01

その他








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筆者:squibbon
幼稚園児の頃から40を過ぎた現在に至るまで読書が趣味。学生時代は読書系のサークルに所属し、現在も出版業界の片隅で禄を食んでいます。
好きな作家:江戸川乱歩、横溝正史、都筑道夫、泡坂妻夫、筒井康隆、山田風太郎、吉村昭。好きな音楽:筋肉少女帯、中島みゆき。好きな映画:笠原和夫、黒澤明、野村芳太郎、クエンティン・タランティーノ、ティム・バートン、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・フィンチャー。
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