201801怪奇まんが道158

「怪奇まんが道」。つまり、「まんが道」の怪奇版ということで、ホラー漫画家たちのこれまでの歩みを、本人へのインタビューをもとに描いています。インタビューシーンをそのまま漫画として描き、その中で回想シーンとして過去を振り返るというフォーマットで、作家に対してとても親近感が湧いてくる内容です。

これはホーム社が運営しているWebマガジン「Z」に不定期連載されているもので、話数がたまると単行本が刊行されてます。今のところ2冊刊行されています。
取り上げられている作家はとても豪華。
1冊目は古賀新一、日野日出志、伊藤潤二、犬木加奈子という文句なしの布陣。
2冊めでは御茶漬海苔、諸星大二郎というカルト的な人気を誇る大御所も登場しています。

筆者は最近はあまり漫画を読まなくなってしまいましたが、20年くらい前はこの辺の作家はいずれも大ファンで、熱心に読んでいました。特に伊藤潤二と御茶漬海苔は作品を全て揃えるというだけにとどまらず、著書を全バージョン揃えるくらい入れ込んでいましたので、この「怪奇まんが道」の内容はとても興味深く、また嬉しいものでした。

最近の若い人はあまり読んでいないかな、という気もするのですが、一人でも好きな作家がいれば、買う価値アリと思います。
第一話の古賀新一は試し読みもできます。
http://comip.jp/Z/cbs/c565/c52-767/





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