大河ドラマ原作紹介の第4回目です。今回紹介する時期は「獅子の時代」「おんな太閤記」と原作なしが二年続くので、あまりご紹介できるものがありません。

第16作 黄金の日日 1978年(昭和53年)

原作:城山三郎『黄金の日日』
三谷幸喜が、大好きだったとあちこちで発言しているドラマで、昨年の「真田丸」には、松本幸四郎が呂宋助左衛門役で登場しました。
原作が城山三郎となっていますが、ドラマ制作と並行して執筆されたもので、実質的にはノベライズのようなものです。とはいえ、現在に至るまでロングセラーとして版を重ねています。
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第17作 草燃える 1979年(昭和54年)

原作:永井路子『北条政子』
この頃は、石坂浩二が「大河ドラマの顔」という印象がありました。前半は石坂浩二演じる源頼朝が主人公、その死後は岩下志麻演じる北条政子が主役となります。
原作は今は文春文庫に収録され、版を重ねています。
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第18作 獅子の時代 1980年(昭和55年)

原作:原作なし

第19作 おんな太閤記 1981年(昭和56年)

原作:原作なし

第20作 峠の群像 1982年(昭和57年)

原作:堺屋太一『峠の群像』
忠臣蔵を現代的に捉え直したとして話題になったドラマ。この原作も、ドラマ制作とほぼ同時に執筆された小説です。単行本はNHKの出版部門である日本放送出版協会(現在のNHK出版)から全3冊で発行され、のちに文春文庫に全4冊で収録されました。
現在はいずれも品切れしており、また電子書籍にもなっていないため、古本を探すしかありません。


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