20170124新・平家物語032
大河ドラマ原作紹介の第2回目です。
今回も5年分の原作をご紹介します。
前回は、一部が入手困難でしたが、今回ご紹介する5作の原作は、いずれも歴史小説の名作として現在に至るまで途切れることなく読み継がれています。

第6作 竜馬がゆく 1968年(昭和43年)

原作:司馬遼太郎『竜馬がゆく』
大河ドラマでは初の司馬遼太郎原作。連載が完結したのは66年なので、出来たてほやほやで大河ドラマになったわけです。
改めて紹介するまでもなく、司馬遼太郎の代表作として今もよく読まれています。
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第7作 天と地と 1969年(昭和44年)

原作:海音寺潮五郎『天と地と』
大河ドラマは初のカラー放送となった「天と地と」の原作は海音寺潮五郎です。現在はこれも文春文庫で版を重ねています。大河ドラマが放映された頃は角川文庫に収録されていましたが、1990年には角川春樹監督で映画化もされました。振り返ってみると、これももうずいぶん昔の話になりました。
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第8作 樅ノ木は残った 1970年(昭和45年)

原作:山本周五郎『樅ノ木は残った』
伊達騒動で従来悪役とされた原田甲斐を主役に据えた物語。昔の大河ドラマは、短い話でも原作にしたんだなあ、と思っていましたが、よく考えると最近の「風林火山」や「天璋院篤姫」の方が、原作はもっと短いですね。
これも新潮文庫のロングセラーです。
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第9作 春の坂道 1971年(昭和46年)

原作:山岡荘八『柳生宗矩』
「春の坂道」は、大河ドラマの原作用に山岡荘八が描き下ろしたものです。平成に入ってからの「炎立つ」や「琉球の風」と同じような趣向です。現在は、「柳生宗矩」と改題して、講談社の山岡荘八歴史文庫に収録されています。
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第10作 新・平家物語 1972年(昭和47年)

原作:吉川英治『新・平家物語』
原作は吉川英治の戦後の代表作です。講談社の吉川英治歴史時代文庫でずっと版を重ねており、著作権が切れてからは新潮文庫にも収録され、電子書籍も多数出ています。
講談社版で全16冊、新潮文庫版で全20冊という非常に長大な小説であり、歴代大河ドラマ原作の中では、山岡荘八の「徳川家康」に次ぐ長さです。筆者は、新潮文庫版の刊行にあわせて、毎月一冊ずつ一年以上かけてボチボチと読んでいったので、飽きることなく最後まで読めました。
講談社版のほうが定番ですが、新潮文庫版や地図や系図などの資料がついており、また章の切れ目で一冊が終わるように編集されているため、読みやすいです。講談社版は一つの章が次の巻にまたがっているところがいくつかあります。
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