備忘の都

40年間の読書で得た偏った知識をツギハギしながら、偏った記事をまとめています。同好の士の参考に。

待望の一冊!「映画の匠 野村芳太郎」(ワイズ出版)

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待ちに待っていた本が出ました。「映画の匠 野村芳太郎」(ワイズ出版)。
「砂の器」や「八つ墓村」で有名な映画監督・野村芳太郎の評伝です。

映画の匠 野村芳太郎
野村芳太郎
ワイズ出版
2020-06-08


「待ちに待っていた」と言いつつ、実は刊行されてから2週間近くもこんな本が出ていることに気づいていませんでした。
今月発売の「映画秘宝」で紹介されている記事を読み、「やばい!!」と焦って、もう一回、本屋へ駆け戻りましたよ。こんな本すぐ売り切れちゃいますからね。
実際の話、筆者が買ったのはそのお店では最後の一冊で、店員さんの話では10冊くらい仕入れたのに売れちゃったとのこと。税込で4000円近くするのに、マジでやばい本なんですよ、これは。

 さて、何をそんなに興奮しているかといえば、これほどの大監督でありながら、これまで「野村芳太郎」をテーマにした本というのは全くなかったのです。
「砂の器」のほかに「張込み」「ゼロの焦点」「影の車」「鬼畜」「疑惑」等々、松本清張原作の映画を数多く撮っているため、「松本清張映画」という切り口の本では、必ず野村芳太郎作品も取り上げられていますが、野村芳太郎を主人公にした本というのは皆無でした。

野村芳太郎を厚めに取り上げている本としては、過去に2014年のムック「松本清張映像作品 サスペンスと感動の秘密」(メディアックス)がありました。
桂千穂が往年の日本映画を語る企画が同じ体裁で続々と刊行されていましたが、その中の一冊です。
冒頭に編集部の前書きがあり、「本屋に行って野村監督についての資料を探したが、ほとんどなかった。一冊で、野村監督だけでなく、松本清張の映画化作品が全部わかるムックを作ろうと思った」と書かれていますが、本当にその通りで、この本が出た際にも、筆者は「とうとう野村芳太郎本が!!」と興奮したもんです。
岩下志麻や撮影監督・川又昂のインタビューをたっぷり収録しており、ファンには楽しい内容で、またこのあとで川又氏は亡くなってしまいましたので、その点でも貴重な証言を収録することができたといえる本でした。



以前にそのようなものが刊行されているとはいえ、それでもやはりファンとしては「野村芳太郎をテーマにした一冊」を待ち望んでいました。「松本清張」とセットでは、「鬼畜」や「影の車」の裏話はしっかりわかるものの、「八つ墓村」「事件」「震える舌」「配達されない三通の手紙」あたりはスルーしてしまうしかないですからね。
そんなわけで、タイトルを見ただけで興奮はMAXに達してしまいました。

さらに!
内容は望んでもいなかったような豪華なものでした。
野村監督は晩年に自身の全作品を振り返るノートを書いていました。
存在すらほとんど知られていないものだったのですが、それを息子さんの野村芳樹氏が監修してまるまる収録しているのです。
「映画監督 深作欣二」や「遊撃の美学 映画監督中島貞夫」など、ワイズ出版からはこれまで、全作品インタビュー企画がいろいろ出ていますが、すでに故人である野村芳太郎についてそのような本を作るなんてことは、望んでも叶わない、不可能な話でした。
ところが、実は生前に本人がメモを残していたなんて!
監督本人の視線から見ると、例えば「映画秘宝」などでは、もはやホラー映画として扱われている「震える舌」なんかも、「儲からなくても異色の作品に取り組みたい」→「締まって強い映画ができた」→「全体的には批評も少なく、つまり、観る側でとまどいがあり、オカルト的に映ったのが非常に裏目に出たといえる」ということになります。

ほかに「鬼畜」をめぐる松本清張との対談、「砂の器」のシナリオ分析、「配達されない三通の手紙」公開時の「ミステリマガジン」でのインタビュー、新たに行われた岩下志麻や大竹しのぶへのインタビューなど、特に晩年の監督作を好む筆者には、たまらない内容がぎっしり詰まっています。

以前に出たメディアックスのムックと本書とを合わせると、これで野村芳太郎についてはほぼ語り尽くされたのでは?と思うくらい、満足度の高い一冊です。資料価値も高く、ファンは必ず手元に置いておいたほうがよいかと思います。

それにしても、出ていることに気づいていなかったのはやばかった。「映画秘宝」が復活してくれて本当によかった。これまで迂闊にも、Twitterでワイズ出版をフォローしていなかったのですが、今後、このような重要な情報を見逃すことが無いよう、ちゃんとフォローすることにしましたよ。

映画の匠 野村芳太郎
野村芳太郎
ワイズ出版
2020-06-08




関連記事:
野村芳太郎監督 おすすめミステリ映画10選 ←野村芳太郎って?とピンと来ない方はどうぞこちらの記事をお読みください
映画「鬼畜」のロケ地をGoogleストリートビューで巡る(前編)
「影の車」野村芳太郎監督・橋本忍脚本・加藤剛主演(1970年)

生島治郎「浪漫疾風録」復刊

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とうとう4月は一度も更新しなかったうえ、たまに更新すると復刊の話ばかりなんですが、今回も。

昨年10月に光文社文庫から「黄土の奔流」が復刊されたので、ついでに「浪漫疾風録」も出ないかな、と思っていたところ、今月、中公文庫から刊行されます。

とはいえ、これが「復刊」か。
「生島治郎」という著者名を見て昭和の冒険小説だと勘違いされる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは1993年(平成5年)初刊です。
筆者は1996年に文庫化されたときに読み、あまりの面白さに大興奮した記憶がまだ鮮明に残っているため、なんだかつい最近読んだようなつもりでいたので、「復刊」というとやや違和感があるのですが、しかし、なんともう24年も前のことなんですね……

それはともかくとして、内容を紹介するとこれは著者の自伝的小説です。
「追いつめる」や「黄土の奔流」で、国産冒険小説・ハードボイルドの草分けとして知られる生島治郎ですが、作家になる前は早川書房の編集者でした。
昭和31年、生島が入社した当時、早川書房へ編集者・翻訳家・作家として出入りしていた人々。
田村隆一、都筑道夫、福島正実、江戸川乱歩、結城昌治、小林信彦、開高健、佐野洋、鮎川哲也、そして小泉喜美子。
もう、どんだけ豪華なメンバーなんだと思わずにいられませんが、生島治郎自身を投影した主人公・越路玄一郎以外は全員、実名で登場します。
あとがきによれば、完全に事実のみを描いたわけではなく、ノンフィクションではなく小説だ、ということですが、編集者として曲者揃いを相手に、興味津々のエピソードが並びます。昭和ミステリ好きであればかなり楽しめることは間違いありません。戦後ミステリを支えた大御所たちの若かりし疾風怒濤の日々が、ド迫力で熱く語られています。
作家デビュー後の越路玄一郎を描いた続編「星になれるか」という作品も出ており、そちらも合わせて復刊されるようです。

浪漫疾風録 (中公文庫 (い2-7))
生島 治郎
中央公論新社
2020-05-21


星になれるか (中公文庫 (い2-8))
生島 治郎
中央公論新社
2020-06-24


 
ほぼ同時期の早川書房を描いた「戦後翻訳風雲録」宮田昇著(この方も早川書房出身)という本もあり、エピソードを読み比べるのも一興です。

新編 戦後翻訳風雲録 (大人の本棚)
宮田 昇
みすず書房
2007-06-02

横溝正史「蝶々殺人事件」復刊

202003蝶々殺人事件021

角川文庫から横溝正史「蝶々殺人事件」が復刊されました。

蝶々殺人事件 (角川文庫)
横溝 正史
KADOKAWA
2020-03-24


ここ最近、文庫の新刊リストを全然チェックしていなかったので、角川文庫が「本日発売」とツイートしているのを見てビックリ。急いで、職場近くの本屋へ確認に行きましたよ。
版は改まっているものの、収録作品は以前に刊行されていたものと同じ。
「蝶々殺人事件」
「蜘蛛と百合」
「薔薇と鬱金香」
の3作品が収められています。
解説は大坪直行氏で、これも以前と同じ内容。氏は角川文庫から出ていた横溝正史作品の解説を数多く担当していますが、もともと探偵小説専門誌「宝石」の編集長を務めていた人です。

「蝶々殺人事件」は終戦直後の1946年に、「本陣殺人事件」とほぼ並行して執筆されました。戦前から活躍する名探偵・由利麟太郎シリーズ、最後の長編です。
由利先生のシリーズはいわゆる通俗長編、乱歩と同じようなノリで本格ミステリとは言い難いものが多いのですが、この「蝶々殺人事件」だけはガチガチの本格。「本陣殺人事件」と並び、横溝正史作品のベスト級と評価されています。
角川文庫版は他の作品と比べて割と早い段階で絶版となっていましたが、春陽文庫からも刊行されていたり、出版芸術社「横溝正史自選集」やら昨年刊行された「由利・三津木探偵小説集成」やら、ほぼ途切れることなく書店に並んでいました。
とはいえ、杉本一文画伯の表紙絵で「本家」角川文庫から復刊されたことはめでたいことです。

少し前に、日産のゴーン前社長が国外へ秘密裏に脱出した際、「楽器のケースに隠れて」という一報が流れたため、横溝ファンは「まさかコントラバスケースでは」とざわつき、その後まさにコントラバスケースだったというニュースに騒然となりましたが、これは「蝶々殺人事件」が死体をコントラバスケースに入れて移動させるという話のためです。
今回の復刊は、きっとゴーンさんのおかげです。ありがとう、ゴーンさん。

さて、今回復刊された本を見ると、帯に「連続テレビドラマ化決定」「由利麟太郎シリーズ 四ヶ月連続復刊」などとあります。
なになに、これ、大ニュースじゃないですか。



注目は「ドラマ化」より「連続復刊」の方。
さて、いったい何が続くのか?
柏書房から全集が出たとはいえ、揃えると高額となるので、由利先生シリーズを読破するのはなかなか厳しいという現状があります。
ここはぜひ有名作品を中心に復刊してほしいものですが、しかし「四ヶ月」というやや中途半端な数字は何?
実は来月の復刊予定作品についてはすでにあちこちで閲覧できる文庫新刊情報で判明しています。
それはこちら。「憑かれた女」

202003憑かれた女022

ええっー!!
全くの予想外。何だこのセレクションは。
いや、由利先生コンプリートを目指す読者であれば、当然読むべき作品なのですが、わずか4冊しか無いラインナップにこれが入りますかね。
おそらくは「由利先生最初の事件!」という売り出し方をしたいのだろうと思われますが、残念ながら由利先生が登場するのは戦後の改稿版で、初出には登場しないんですね。
詳しくは「横溝正史エンサイクロペディア」さんの記事(「憑かれた女」は、由利先生最初の事件ではない  - 初出は改稿された -)にまとめられているので、ご参照ください。

というわけで、第2弾を知ってしまうと、あとの2作品がいったい何になるのか、皆目見当もつかない状態になってしまいました。
が、順当に人気作品を拾うのであれば「真珠郎」「仮面劇場」あたりでしょうか。
「真珠郎」は何年か前に一部の書店のみで限定的に復刊されていましたが、その時点ですでに改版されていたため、おそらくは全国の書店で展開する予定をしているのでは、とニラんでいました。この機会に復刊、ということになっても不思議はありません。
「仮面劇場」は盲聾啞の三重苦を負った正体不明の美少年を富豪の未亡人が引き取るという、戦前の横溝らしさが充満した一編。「真珠郎」と並び美少年好きから絶大な支持を集めています。
全く根拠もなく、願望を込めた単なる予想ですが、はてさてどうなることか、楽しみなような怖いような…… 

(追記:予想は大外れで、「血蝙蝠」「花髑髏」という激シブのラインナップでした)

島田荘司「火刑都市」復刊

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島田荘司「火刑都市」が改定完全版と銘打って講談社文庫から今月、刊行されます。長らく入手困難な時期が続いた初期傑作長編の復刊です。

改訂完全版 火刑都市 (講談社文庫)
島田 荘司
講談社
2020-03-13


この作品、一時期は島田ミステリの最高傑作に推す人も珍しくなかったくらいで紛れもなく代表作の一つでしたが、いつの間にか書店の棚からは消えてしまっていました。
久しぶりの復活は喜ばしいことです。
筆者は中学生の頃、文庫版が刊行されたとき読みましたが、その後、大人になり東京へ転勤した時に「せっかく東京へ来たからには『火刑都市』を読み直そう」とは思ったものの、そのまま読み直すことなくずるずる20年近く過ぎてしまったので、この機会に、今度こそ読み直してみたいと思います。

主役は警視庁の中村刑事。
この中村刑事という人は吉敷シリーズの常連である一方、御手洗シリーズにも顔を出し、両シリーズの橋渡しをしています。中村刑事が主役を務めるのは本作のみで、島田荘司ファンにとってはなかなか重要な一作です。

ところで、島田荘司氏ご本人のFacebookに、書店へ配布すると思われるPOPの画像が掲載されていました。
それを見ると「デビュー前に書いていた作品なのに……」という一文が見えます。
実はこれを読んで、ものすごく納得したことがあります。
今回はその話。

島田荘司の初期作品には「予告」が頻繁に出ていました。
例えば、デビュー2作目の「斜め屋敷の犯罪」では北海道警の牛越刑事が「例の赤渡雄造事件」で知り合った中村刑事(「火刑都市」の中村と同じ人物)に応援を頼み、その紹介で御手洗潔が登場します。
「赤渡雄造」という固有名詞が突然出てきて「斜め屋敷」を読んでいる読者にはなんのことかわからないのですが、第3作「死者が飲む水(死体が飲んだ水)」が発表されると、実はここで「例の赤渡雄造事件」が描かれているのです。
ほかには、「占星術殺人事件」の中では「異邦の騎士」事件について軽く触れられる会話があります。また「水晶のピラミッド」や「暗闇坂の人喰いの木」も作品発表より随分前から、別の作中で言及されていました。
この辺はわかりやすい「予告」なのですが、「火刑都市」については神業と言うしかない書き方で予告されてます。

「死者が飲む水」(昭和58年発表)は前述のとおり、北海道警の牛越と警視庁の中村が協力して事件を解決しますが、牛越が中村へ連絡を取ろうと東京へ電話を掛けると「某所へ外出中」ということで連絡を取れないというシーンあります。
実はこのとき、中村刑事は「火刑都市」の捜査中で、昭和62年に発表された本作を読むと、「死者が飲む水」で牛越が電話をかけたのとぴったり同日同時刻、かつて言及されていた通りの某所へちゃんと出かけているのです。
発表の順番を考えると、この「予告」は人間業とは思えず、作者の頭の中に広がる完璧な「世界」に驚嘆したものですが、なるほど、デビュー前に草稿が存在していたんですね。
とはいえ、世界設計の完璧さはやはり揺るぎませんが。

またそれと同時に、古典的な本格ミステリ復権の旗手と見られた島田荘司が、デビュー前から実は「死者が飲む水」や「火刑都市」などの渋い社会派刑事小説を書き溜めていたというのは、それはそれで興味深い話です。
島田荘司の初期作品は、本当に惚れ惚れするしかない渋い小説が揃っているんですよね。
というわけで、次回は「復刊を期待する初期作品」について書いてみたいと思います。

子連れですべるならショートスキーがおすすめ

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我が家は毎年冬になると、とにかくスキーへ行かなければ、ということでシーズン中の休日計画を立てているわけですが、今年は記録的な暖冬ということで全ての計画がご破算。かろうじて一度だけ、リフトが2本しか運行していないスキー場へ出かけたのみという惨状です。
10年くらい前のように東北に住んでいれば、暖冬とは言ってもスキーができないなんてことはあり得ませんが、今は関西在住。全面的に雪がない、という絶望的なシーズンです。

その今シーズン一回だけのツアーで思いがけないことが起きました。
なんと、板の滑走面がベロンと剥がれしまったのです。
一昨年はゲレンデでブーツのかかとが砕けたし、やはり20年近くも同じ道具を使い続けるというのは無茶ですね。

しかし実を言うと、板が使い物にならなくなって、ちょっと嬉しいところもあったのです。
というのは、この20年前に買った板はやたら長くて、中級バーンをかっ飛ばすには安定していて快適なのですが、そんな滑り方をしていたのは独身時代でおしまい。
ここ10年間はひたすら子どもを後ろから抱きかかえ、緩斜面を一緒にボーゲンで滑るということばかりやっているので、長い板だと小回りがきかず、かなりやりづらいと感じていたのです。
妻は以前から120センチくらいの短い板を持っていたので、私もその板を借りて滑ることの方が多くなっていました。
小5の長男はそれなりに滑れるようになってきたの問題ないのですが、そろそろ次男・三男もちゃんと練習させようという時期になってきたため、私の板も短いものに買い替えたいと思っていたのでした。

子どもと一緒にスキーをするときは、やはり短い板の方が楽です。
先に書いたとおり、後ろから抱えて練習させることも多いですし、一人で滑っていてもすぐに転ぶので、そうなると起こしに行かなければならない。さらにそんなとき、こっちがうっかり下にいると斜面を登らねばならない。
長い板だと一苦労ですが、短い板ならすいすいといけます。

そんなわけで、滑走面がベロンと剥がれた翌日には、近所のSPORTS DEPOで板を物色しておりました。
暖冬の影響でスキーが流行らなかったせいか、あるいは2月ともなればすでに販売面ではシーズン終了ということなのか、型落ちのサロモン「SHORTMAX」(125センチ)を激安で入手。
思いがけない安さで、ゲレンデにはなかなか行けないものの、まあおかげでこんな値段でサロモンの板を買えたのだからヨシとするかな。
とはいえ、最低でもあと一回は、この板を持って滑りに行きたいものだと、休日の予定とゲレンデの積雪情報とをにらめっこしている毎日です。


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筆者:squibbon
幼稚園児の頃から40を過ぎた現在に至るまで読書が趣味。学生時代は読書系のサークルに所属し、現在も出版業界の片隅で禄を食んでいます。
好きな作家:江戸川乱歩、横溝正史、都筑道夫、泡坂妻夫、筒井康隆、山田風太郎、吉村昭。好きな音楽:筋肉少女帯、中島みゆき。好きな映画:笠原和夫、黒澤明、野村芳太郎、クエンティン・タランティーノ、ティム・バートン、スティーヴン・スピルバーグ、デヴィッド・フィンチャー。
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